2006年09月10日

ちょっと小休止

もうすぐ9.11から5年。
そのニュースが飛び込んでくるたびに、あの日からの自分の歩みを思う。

5年間に何が変わったんだろう?
そしてまた今日から5年後、一体私は何を思うのでしょう?

ここ数日十数年前の自分を思い出していたら、そんな些細なことが妙にリアル。

 変わっているもの
 変わらないもの
 変わらざるを得ないもの
 変えてはいけないもの・・・

夏の暑さ〜残暑が一段楽した今日。

出身高校が男女共学になり、校舎も一新。
名前も校舎も学生も
全てが変わったその「元」女子高校の文化祭を横目に
懐かしい高校生の自分が、そこにいる風を感じた。

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モデル詐欺事件

ああ。女性の心理を微妙に取り込んだ詐欺事件。

ちょっと前に真珠養殖のオーナーになる、と言う話の詐欺が取りざたされていた。金額の大小はあるにしても、この手の事件は古今東西こと欠かないらしく、忘れた頃に「事件」と名付けられて報道されている。


今から○年ほど前のとある女子大生の話。
田舎から上京した、「東京に間借りして住んでいます」をモロに醸し出した姉ちゃんだったころの話のことである。


私の言っていたS女子大の規則は(当時)とても厳しく、今まで何度か述べてきたように服装の規定と時間管理には特に厳しかった。
さていつものように学校へ突進していく私。でもこの日はちょっとだけ余裕を持って登校していた。「このままいくと、かなりの余裕だわぁ〜」とほくそえみつつ歩いていると、目の前を遮る2人の男性が。

「?」と思いつつも歩いていくと、「ちょっといいかなぁ?」と声をかけられた。
「今日は余裕もあるし、ま、いいかぁ〜」と、普段なら全く相手にしないのだけど、そんなコトもあって話を聞くことになってしまった。

「僕達○○大学の学生なんだけど・・・」
あ〜いつものサークルのお誘いか?と、どこか陳腐な切り出しに呆れつつ話は進む。
「実はバイトでバックの卸し売りをしているんだよね」 へ〜バックね・・・

「で、そのバイト先が倒産しちゃって、バイト代が払えないって言われて、
 現品支給されたんだ」 ・・・そんなことあるんだぁ〜

「僕達も困っているから、1つ1万円でいいから買い取ってもらいたくて
 ここにきたんだ」 ふ〜ん、ヘンなバイトにつかまっちゃったね・・・

「じゃあ、どこかお店においてもらったらいいんじゃないんですか?」と私。
「それがさ、全て革のバックはいいんだけど、ゾウとか○○とか、ワシントン条約で
 禁止されている革なんだよ。まだ禁止前に作ったものだからさ」

「ここにあるバックはゾウの革。結構な値段のするものなんだ。
 2万円のところ半分の1万円でいいからお願いできないかな?」


・・・書いてて空しくなってきた(ため息)どう考えたって、明らかに詐欺じゃん!

しかし当時の私は違った。詐欺かな?とアタマをかすったのだが、何よりその二人が自分の姿に重なり、とても気の毒になり振り切ることが出来なかったのだ。(ああ、純情な私・・・)
授業開始を知らせる鐘は鳴る!遅刻するわけには行かない!!そして行く手を2人の男性がふさいでいる!!!
・・・とにかくトラブルを起こしたくなかった。
そして「私でお役に立つのなら」という、ヘンな同情とボランティア精神が私を支配した。
「寄付するんじゃないんだからいいんじゃないの?」
・・・結局その言葉に負けた。「私はいいことをしようとしているんだ!」
いつしかそんな気持ちとの葛藤に変わっていた。


しかしふと現実に返る。「1万円だと?」
「無理です」と言った後、申し訳ない気持ちを一杯抱えながら「とにかく授業があるから」と立ち去ろうとした。
「本当に困るんだよ、僕達も。じゃあ半分の5千円でいいから」
そういわれると最初の2万円と言う文字がちらちらしてくるから面白い。

「待てよ、2万円から5千円に?私ったらもしかしてお買い物上手?」
・・・人間って不思議。だんだんと自分のいいように解釈を始めている。
一応言ってみた「3千円じゃダメかな?」
「ってことは俺達一人1500円ってことだよな・・・つらいよなぁ〜」
その瞬間私の脳裏をかすった言葉。「5千円で済むんなら、払っちゃえ」
・・・で私。結局5千円を支払った。
その男性達は、私が校門に入り見えなくなるまで「ありがとう」を連呼した。
心のどこか半分で「いいことしたんだから」と言う思いと、「いいのかぁ?お前」と言う思い。その後の授業なんか頭に入らないくらい動揺していたのは確かだ。


で、その(自己申告上)ゾウ革のバックはしばらく使った。
はっきり言おう。全く私の好みではない。しかし後悔した気持ちを持ちたくなかったから使い倒そうと思って頑張って使った。

帰省でお持ち帰りをしたときに、母の鋭いチェックが入った。
「何?そのバック」
「うん、安かったから買っちゃったの」
「ふ〜ん、いくら?」
「さ、3000円!」
・・・うそつきだ⇒私。でも他にいいようがなかった。悔しいから。
で、こういうバックほど嫌になるくらい長持ちする。
結局しばらく使わなかったらカビが生えてきたので捨てた。しかも物持ちのいい私のこと、それは就職してからの出来事だった。でもようやく解放された感じ。初めてスッキリした。



このバックの話とモデルの話。
微妙に違うがそれぞれの心理を突いて、巧妙に迫る手法は(客観的に考えると)おもしろい。どこで落ちるタイプなのか?しっかりと見抜いてそのアプローチをするという意味では、面白いを通り越して「ためになる事例だなぁ〜」とさえ感じてしまう。
どちらも人になかなか言えない状態を作る。私の場合は「ワシントン条約に引っかかる皮革」、そしてモデルの場合は「採用されないかもしれない=プライドの問題」と言う部分。



人を陥れる、だます等のことはしたくないし、これからもしない。
だけど知らない間に巻き込んでしまったり、巻き込まれたりするコトは残念ながらあるだろう。

ここまできて見ると当時の私にとっては痛い出費だったとはいえ、5千円で済んでいると思えばいい勉強代。
この微妙な設定金額も含め、改めて自戒の念を強くするのであった。
posted by torefoil company owner at 00:00| Comment(2) | TrackBack(0) | 4F 談話室 -つれづれなるままに- | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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